活動日誌−服部こうき

【17.11.28】国会と地方議会の違い 国会の与党質問は「よいしょ」でしかない

国会は議院内閣制(内閣のトップである内閣総理大臣は、国会によって国会議員の中から指名され、また、閣僚の過半数も国会議員の中から選ばれる)であり、地方議会は二元代表制だ。

月末は何かと忙しく更新が疎かになる。
さて、国会は予算委員会が開かれているが、与党の質問時間が増えて予想した通り、安倍首相への「よいしょ」質問が横行している。

国会と地方議会。
似ているようで全く違う。
国会は議院内閣制(内閣のトップである内閣総理大臣は、国会によって国会議員の中から指名され、また、閣僚の過半数も国会議員の中から選ばれる)であり、地方議会は二元代表制だ。

二元代表制とは、市長と議会を構成する議員のそれぞれが別の選挙で選ばれ、形式的には与党も野党も存在しない。
つまり、多数派から選ばれた総理大臣と議会と関係なく選ばれた市長では当然、質問も違ってくる。

そもそも国会での質問は、政府が出してくる法案などに問題がないのか質すことが目的だ

自民党や公明党の与党の議員は、この違いがわからないようで、まるで地方議会のように「自分にも質問時間を」と言っている。

地方議会は、当然、市長に対して是々非々で臨むし、議員であれば誰もが平等に質問時間が保障されなければならない。

一方、国会は多数派が総理大臣を選び、閣僚も選ぶのだからその内閣の方針には合意していることが前提になる。
そのため、与党が自分達の選んだ内閣に対して質問するというのは、「よいしょ」しかなくなるわけだ。
そもそも国会での質問は、政府が出してくる法案などに問題がないのか質すことが目的だ。
それができるのは野党ということになる。
与党の「よいしょ」質問で貴重な国会の質問時間が浪費されてはたまらない。

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