活動日誌−服部こうき

【17.10.24】小選挙区制度で架空の多数の議席を得た自民党

3割台の得票率で6割の議席を得た自民党

突然の解散による超短期間の総選挙が終わった。
安倍内閣の支持率が低下している中での総選挙で議席をほとんど減らすことなく、自民・公明合わせて3分の2を占めるという選挙結果には、かなりの人が失望と疑問を抱いた。

その要因の一つには小選挙区制度にある。
実際に、自民党が政党と政党が争う比例代表選挙で得た得票率は33%に過ぎない。
3分の1の支持しかないわけだ。
ところが議席は61%に当たる284議席を得ている。
比例の得票率に応じた議席配分にすれば155議席しかなく、公明党の58議席(得票率12.5%を比例の得票率に応じた議席配分−実際は29議席を獲得−)と合わせても過半数に届かない。
この小選挙区制度のカラクリが、国民の思いと獲得議席数とのギャップということだろう。

小選挙区制度で自民・公明に勝つには一対一の対決構図に持ち込むしかない。
その点で希望の党が果たした「野党の分断」という役割は大きかった。

小選挙区制度で自民・公明に勝つには、やはり「市民と野党の共闘」で一対一の対決構図に持ち込むしかない 北海道や新潟、沖縄などがそれを示した

ちなみに実際の獲得議席と比例の得票率に応じた議席配分を比べると次の通り。
自民党(33.3%) 284議席 155議席(比例の得票率に応じた議席配分)
立憲民主党(19.9%) 55議席 93議席
希望の党(17.4%) 50議席 81議席
公明党(12.5%) 29議席 58議席
日本共産党(7.9%) 12議席 37議席
等となり、これが民意を正しく反映した選挙結果だ。
民意を正しくに反映しない小選挙区制度は早く改めるべきだ。

小選挙区制度で自民・公明に勝つには、やはり「市民と野党の共闘」で一対一の対決構図に持ち込むしかない。
事実、北海道や新潟、沖縄などでは市民と野党の共闘で競り勝っている。
共産党の議席は減らしたが、ここに展望が見える。 

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