活動日誌−服部こうき
【17.09.19】決算で職員体制を質した 正規と非正規が5割づつというのは異常な職員体制だ
県内14市の比較 亀山市は正規率でダントツの最下位
今日の予算決算委員会の総括質疑で取り上げたのが、職員体制や専門職、非常勤職員の問題だ。
決算というと〇〇事業がどうだったかということに目が行くが、しかし、地方自治体の仕事の多くは人がやっている。
そこで決算を評価する上で、こうした事務事業がどんな職員体制で行われたのかを見ておく必要があると感じ取り上げた。
まず市職員の正規と非正規の数と割合だ。
答弁では、正規職員と非正規職員はほぼ同数で5割ずつとなっている。
以前、県内14市の比較をしたが、正規率の高い四日市市や尾鷲市は7割、6割台が伊勢市、松阪市、桑名市、鈴鹿市、名張市、鳥羽市、志摩市、伊賀市で、5割台というのは熊野市(53.5%)、いなべ市(55.5%)で亀山市はダントツの最下位だ。
職員を増やさないのなら、事務事業を見直して減らすか、事務事業を減らさないのなら定員適正化計画を見直して職員を増やすべきだと提案した
正規職員を増やせないネックとなっているのが定員適正化計画だ。
「適正化」というのは便利な言葉で、いかにも適正なものにするように聞こえるが、実態は定員「削減」計画だ。
平成27年度〜31年度までの計画期間で、27年度の定員424人(病院、消防を除く)を上回らないようにするというものだ。
ところが多くの職場で、職員数に対して事務事業が多く、職員は疲弊しているのが実態だと指摘した。
市長や担当部長もこの点は否定しなかった。
私は職員を増やさないのなら、事務事業を見直して減らすか、事務事業を減らさないのなら定員適正化計画を見直して職員を増やすべきだと提案した。
櫻井市長は、私の指摘を部分的には認めながら、どうするという明確な方向は示さなかった。
市長がこれでは職員は市民のために全力で働けないのではないか。