活動日誌−服部こうき
【17.09.19】何も決まっていないのに特定目的基金として積み立てることが妥当なのか リニア基金の16億円
特定目的基金とは 「大型公共施設の整備など、特定の目的を計画的に実施できるよう資金を積み上げたもの」
今日、明日の2日間、平成28年決算と29年度の補正予算を審美する予算決算委員会だ。
決算でよく議論になるのが基金(一般の家庭で言えば貯金)だ。
基金には特定目的基金というのがあるが、定義は次のようなものだ。
『大型公共施設の整備など、特定の目的を計画的に実施できるよう資金を積み上げたもの。
自治体が条例で設置する。
使途が限定されるため、目的外の事業に充てる場合には、基金そのものを廃止する必要がある。』
亀山市の代表的なものは、リニア基金(平成28年度決算で16億円の残高)と庁舎基金(平成28年度決算で10億円の残高)だ。
いつも予算、決算で問題にするリニア基金だが、そもそも庁舎建設のように必ず行う公共事業ではない。
何しろ、亀山に駅ができるのかどうかも定かでない。
事業があるかどうかもわからない、あったとしてもどれぐらいの予算がかかるのかもわからない事業に「その目的以外には使えない」基金を16億円も貯めておくほど亀山市は財政に余裕があるのか
その上、駅舎整備や駅前広場の整備、リニア駅と在来線などとの交通アクセス(主に道路)等にどれだけの予算が必要なのかもわからない。
今年度予算でリニア駅誘致の影響を調査するため、コンサルに委託した予算が400万円あるが、どう子に駅ができるともわからない中で、一体、何を調査し何が明らかになるのか。
一般質問では、「無駄遣いではないか」という指摘も出た。
事業があるかどうかもわからない、あったとしてもどれぐらいの予算がかかるのかもわからない事業に「その目的以外には使えない」基金を16億円も貯めておくほど亀山市は財政に余裕があるのか。
先日もわずか年間2,000万円(高齢者のみ)もあれば継続できるタクシー券を廃止すると言い出した櫻井市政。
やはり、お金の使い方が明らかに間違っている。