活動日誌−服部こうき

【17.09.14】若い世代へのわずかな投資 国の補助がないと理由で見送り

若い世代の定住を促進する「定住世帯住宅取得支援事業」と「学生奨学金返還支援事業」が国の補助対象とならなかったので見直しをするというものだ

この3連休に台風が日本列島を直撃しそうだ。
いつ、どこで時間100ミリを超える雨が降るかわからないのが最近の気象だ。
十分な注意が必要だ。

さて、昨日は総務委員会。
補正予算は歳入のみで議案はなしという珍しくボリュームのない議会だ。
そのため多くの時間を資料説明と一般質問に使った。

資料説明では、総合計画の第1次実施計画(平成29〜31年度)に位置づける定住促進関連補助事業があった。
簡単に言えば、若い世代の定住を促進する「定住世帯住宅取得支援事業」と「学生奨学金返還支援事業」が国の補助対象とならなかったので見直しをするというものだ。

「学生奨学金返還支援事業」を取り上げ、補助金がなくても30年度に90万円、31年度に180万円の市費があればできる事業であり、この程度の予算で見直しをするほどこの事業への思い入れはこの程度のだったのかと質した

「定住世帯住宅取得支援事業」は、平成30年度に740万円(うち370万円の補助金を予定)、平成31年度に1,480万円(うち740万円の補助金を予定)の事業で、「学生奨学金返還支援事業」は、平成30年度に90万円(うち45万円の補助金を予定)、平成31年度に180万円(うち90万円の補助金を予定)の事業だ。

こうした事業を計画し国に交付金(補助金)を申請したが、二つとも「不採択」となったため、再度、2次申請はしているが採択は難しいという。
そこで示されたのが、不採択の場合(国の補助金がダメな場合)、制度の抜本的な見直しをするというものだ。

私は「学生奨学金返還支援事業」を取り上げ、補助金がなくても30年度に90万円、31年度に180万円の市費があればできる事業であり、この程度の予算で見直しをするほどこの事業への思い入れは薄いものだったのかと質した。

総合計画で重要と位置づけた事業がわずか年間数十万、数百万円ほどの国の補助金が来ないから制度を見直すという

亀山市にとって若者定住は、総合計画でも大きな位置づけをされた重要な事業のはずだ。
5つの戦略プロジェクトの1つに「この地で子どもを育てながら住むまちとして選ばれる『定住』の視点」として「子育て世帯の定住の促進」が掲げられている。

これほど総合計画で重要と位置づけた事業がわずか年間数十万、数百万円ほどの国の補助金が来ないから制度を見直すという。

それほど亀山市は財政に窮しているのなら、630万円も出して市長車の買い換えはできないし、一般質問でも出されたが、リニア駅が来るのかどうか、どこに駅ができるのかもわからないのに、400万円(当初予算)もかけて影響調査をやるようなムダな支出もできないはずだ。
私は兎に角、今の市政はお金の使い方が間違っていると指摘し、事業による効果も考えれば市単独でも奨学金返還への支援はやるべきだと強く求めた。

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