活動日誌−服部こうき

【17.08.19】凍結していた駅前再開発関連の予算 凍結を解除 でも事業の成功の見通しはない

特にこの事業の成否にかかわる2ブロックの第一種市街地再開発事業による保留床の処分(売るか貸すか)の見通しが大きな議論になった

昨日は予算決算委員会協議会。
亀山駅周辺整備事業関連の予算は、3月議会で可決されながら附帯意見で一部を除き予算の執行が見合わされていた。
その間、特別委員会を設置し、3月議会で出された疑問や問題点などについて10回に渡り協議を重ねたが、相変わらずの答弁の繰り返しで納得できるものにはならなかった。

そこで市が出してきたのが凍結している予算を使って基本計画、基本設計をやらないとこれ以上の答弁はできないという詭弁だ。
特にこの事業の成否にかかわる2ブロックの第一種市街地再開発事業による保留床の処分(売るか貸すか)の見通しが大きな議論になった。
16日の特別委員会では、この2ブロックの成否にかかわる資金計画(概要)が示され議論をしたが、やはり「基本計画、基本設計をやらないとこれ以上の答弁はできない」という所に逃げ込んだ。
こうなると委員から「市がああ言っている以上、これ以上議論しても進まない。基本計画、基本設計を作ったのち議論をすべき」という声が大きくなった。

私が見たところ、全額解除に反対したには共産党と勇政の7人で、他の9人が賛成した

これに私は反論した。
再開発事業で成功している所は、早い段階で保留床の処分先の見通しがついている。
ところが亀山市の場合は、未だに見通しが全くない。
これは民間企業が今の駅前では利益が得られないと判断しているからであり、基本計画、基本設計を作ってもこの状況が変わらない限り保留床の処分の見通しはないと指摘し、第一種市街地再開発事業という手法を見直し、別の手法(例えば第2種市街地再開発事業−全体を市が買収する形で保留床は生まれない)に切り替え見直しをすべきだと指摘してきた。

この日の予算決算委員会協議会では、こうしたこれまでの主張を述べ、予算の凍結解除に反対の意見を述べた。
採決は行われなかった(一度、議決した案件を再度、議会で議決するべきではない)が、議員一人ひとりが意見を述べ、委員長が判断するというやり方で予算の凍結解除が決まった。
私が見たところ、全額解除に反対したのは共産党と勇政の7人(一部解除も含む)で、他の9人が賛成した(委員会に所属しない議長と予算決算委員長を除く)。

事業を進め失敗するようなことになれば、櫻井市長にきちんと政治責任を取ってもらわなければならない

昨日でこの問題が決着したわけではなく、今後も新しい動きがあれば特別委員会を開催し、議論をする。

これまで櫻井市長は、議会には共産党が7人(勇政の5人を含めた計算)いる等といい、この議員達が反対しているから進まないと陰で喋っていたようだが、これらは事実に反するし卑劣な発言だ。
予算の凍結が解除されたからには事業が進まない理由をもう誰の責任にもできない。

事業を進め失敗するようなことになれば、櫻井市長にきちんと政治責任を取ってもらわなければならない。
それだけの覚悟が櫻井市長にあるとは思えないが・・・。

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