活動日誌−服部こうき

【17.06.21】落札率99.9%は限りなく談合に近い 1回の入札で1社だけが予定価格を下回った

予定価格が92,592,000円で落札価格が92,500,000円であり、その差はわずか92,000円

昨日は総務委員会。
質したのは消防の救助工作車の購入だ。
入札結果調書によれば、指名競争入札で8社が入札し、1回目で1社のみが予定価格(亀山市は事後公表)を下回り、落札したものだ。
その落札率(予定価格に対する落札価格の割合)は何と99.9%だった。
予定価格が92,592,000円で落札価格が92,500,000円であり、その差はわずか92,000円(消費税抜き)。
競争が働けば、落札しようとする業者はできるだけ想定される予定価格を下回る額を入れる。
非公開といえども予定価格の99.9%で入札をし、落札を狙う業者はないだろう。

その上当初予算には、消防費で「車両整備費」、「備品購入費」として1億円が計上されている。
普通はこの消費税込みのこの予算額の範囲内で予定価格が設定されるのだから、落札するつもりなら消費税を入れてもこの1億円を超えない額を入札するはずだ。
ところが2番目に安い額を入れたところも消費税を入れれば1億円を超える額だ。

その上公開されている当初予算額の1億円を下回ったのが1社しかなかったというのも不自然なものを感じる

長く入札問題を取り上げてきたが、一般的に談合が疑われるのは落札率が95%を超える、1回の入札で1社のみが予定価格より下回るなど競争性が働けば起こり得ないことが起こっている場合とされている。

その上公開されている当初予算額の1億円を下回ったのが1社しかなかったというのも不自然なものを感じる。
さらに事後公表された予定価格は、消費税を含めればほぼ当初予算額の1億円になる。
つまり、当初予算額から消費税分を抜けば予定価格になるということだ。

ただ、状況的には談合が疑われるが、その証拠となるものは何もない。
やはりいくつかの市で行われているような落札率95%を超えるものは「談合の疑いあり」として調査するような仕組みが必要だ。

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る

亀山市議会映像インターネット配信 服部こうきのページへ 福沢みゆきのページへ

福沢みゆきフェイスブックページへ

福沢みゆきインスタグラムページへ

福沢みゆき友達申請

RSSフィード(更新情報)