活動日誌−服部こうき

【15.07.26】二度に渡って大きな見通し誤りが出た「中期財政見通し」 財政調整基金への積立額がおかしい

最初の「亀山市中期財政見通し」では、平成26年度には貯金が枯渇すると・・・

夕べは暑くて寝苦しかった。
こんな時は早く起きるに限る。
外へ出ると顔見知りの人がジョギング、歩き、犬の散歩など結構、出会いがある。
仕事は早朝にやるのが良い。

さて、以前に出された資料がどうなったか今の時点で検証してみると様々なことがわかる。
平成22年3月に、「亀山市中期財政見通し」が示された。
これによれば、平成22年度から財政調整基金(何にでも使える貯金)が年々減少し、最終の26年度には、貯金が枯渇し28億円もの財源不足になるとされた。

ところが実際には財政調整基金の残高は、22、23年度が45億円、24年度が40億円、25、26年度が45億円となり、枯渇するどころかこの5年間、ほとんど減らずに推移した(26年度は決算見込み)。

見直しされた「見通し」もすでに財政調整基金の残高で23億円もの誤差

この「中期財政見通し」は作った直後から大きな誤差が生じ、私をはじめ何人かの議員から批判されたため、平成24年10月に「見直し」が示された。
この時は平成27年度から合併から10年が過ぎるため、合併算定替という地方交付税の計算が5年間かけて削減され、8億円ほどの収入減になることも入れた「中期財政見通し」が示された。

この見直しは、24年度から28年度までだから現在進行中だが、最終の28年度にはまたしても財政調整基金が枯渇し、7億円ほどの財源不足が生じるとされる。

しかしこの見直しも25年度には、財政調整基金の残高で14億円の誤差が生じ、26年度は決算見込みだが23億円もの誤差(見通しでは22億円だが決算見込みでは45億円)になる。
残りは27年度と28年度だけなのでよほどの大盤振る舞いをしない限り45億円の残高が枯渇することはない。

私が以前から指摘しているのは、その年の財政調整基金への積み立ての少なさだ

財政の見通しを立てることは様々な要素があり、経済や政治状況などの変化もあるので難しい事は事実だが、二回に渡ってこれだけ大きな誤差が出るのは見逃すわけにはいかない。

つまりこの間、5年後には財政調整基金が枯渇すると二度に渡って財政見通しが示され、そのために職員や市民の負担や市民サービスの削減が進められているからだ。

私が以前から指摘しているのは、その年の財政調整基金への積み立ての少なさだ。
最初の「見通し」では年3億円、見直しされた「見通し」でも年4億円しかない。
ところがこの5年間の決算を見ると歳入と歳出の差が10億円以上出て、その半額が自動的に積み立てに回るのだから年5億円から6億円は積み立てられている。
年2億円違えば5年間で10億円の差になり、年3億円違えば15億円の差になる。
様々な要素があることは承知の上で私はこの点の見通し誤りを指摘したい。

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