活動日誌−服部こうき
【13.03.17】あなたは、こんな抽象的な説明でリニア基金14億5千万円ものお金を30年ほど使えずに縛っておくことに賛成ですか?
亀山市に駅ができた場合、どんな効果があるのかということだ
予算議会では必ず取り上げるのがリニア中央新幹線亀山駅整備基金だ。
この基金が設置されたのは、平成8年度で「リニア中央新幹線の市内における停車駅を整備する資金に充てるため」というのが設置目的だ。
目標額は20億円で、来年度予算でも5千万円を積み増しする予算を組んでいるので、この予算が承認されれば25年度末には14億5千万円にも達する。
そこで質したのが、亀山市に駅ができた場合、どんな効果があるのかということだ。
答弁はこうだった。
「市内停車駅誘致がもたらす地域への効果としては、亀山市が首都圏及び近畿圏へのターミナル機能と三重のゲートウェイとしての位置づけを持つことにより、リニア駅の利用を通じて県内・外の人、物・情報の流れが大きく変化し、市民の移動性はもとより市の拠点性や求心力、アナウンスメント効果による知名度の向上とイメージアップなど、様々な分野でのプラス効果が生まれるものと期待する。」
JR東海の計画では、東京−名古屋間が2027(平成39)年に開通し、2045(平成57)年−今から30年以上あと−に東京−大阪間が全線開通するという。
あなたは上記の説明で、30年以上も20億円(目標額)という基金を使わずに置いておくことに賛成できますか?
(注)写真は庭に現れたうぐいす